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2nd Album “THERE IS YOU” Oct. 11th Release!!

井上有セカンドアルバム "THERE IS YOU" 2023年10月11日発売!!

大変お待たせしました!!!
2017年のファーストアルバム"Where Is Love?"から、なんと6年もたってしまいました。
ファーストアルバムを気に入ってくださった方々からは、セカンドはいつですか?楽しみにしてます、と本当に何度もお声をいただいておりました。

でも、待っていただいた甲斐のある、グッと進化したジャズアルバムができたと思っています。
このアルバムには、私のジャズとの出会いから現在までの20年に及ぶリアルストーリーが詰まっています。
このヴァイブレーションを、たくさんの方と共有できたら、こんなに幸せなことはありません。


- TRACKS - 収録曲

1. WATCH WHAT HAPPENS
 (Michel Legrand, Jack Demy, Norman Gimbel) 3:25
2. I’M GLAD THERE IS YOU
 (Jimmy Dorsey, Paul Madeira) 4:38
3. THOU SWELL
 (Richard Rodgers, Lorenz Hart) 3:31
4. MORE THAN YOU KNOW
 (Vincent Youmans, Billy Rose, Edward Eliscu) 5:30
5. EXACTLY LIKE YOU
 (Jimmy McHugh, Dorothy Fields) 5:06
6. I’M OLD FASHIONED
 (Jerome Kern, Johnny Mercer) 4:06
7. STOMPIN’ AT THE SAVOY
 (Benny Goodman, Chick Webb, Edgar Sampson, Andy Razaf) 3:59
8. MIDNIGHT SUN
 (Lionel Hampton, Sonny Burke, Johnny Mercer) 3:42
9. NO MOON AT ALL
 (David Mann, Redd Evans) 4:29
10. THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
 (Harry Warren, Mack Gordon) 4:48
11. NIGHT AND DAY
 (Cole Porter) 5:19
12. FOR ALL WE KNOW
 (J. Fred Coots, Sam M. Lewis) 5:13

全て、ジャズど真ん中と言えるようなジャズスタンダードの名曲です。
好きな曲は星の数ほどありますが、中でも今私が表現したいことにピッタリくる曲を選びました。
1曲ずつの解説はライナーに書いていますので、是非そちらもお読みいただければと思います。

- MEMBERS - メンバー

井上有  Aly Inoue - vocal
野本秀一 Shuichi Nomoto - piano
岡安芳明 Yoshiaki Okayasu - guitar
ニール・スウェインソン Neil Swainson - bass

夢にも描けなかったほどの素晴らしいメンバーとレコーディングすることができて、本当に光栄です。
どうやってこのメンバーになったのか、についてはCDにつけているライナーにストーリーを書いています。
ここでは、ご一緒したメンバーのプロフィールを紹介します。

■ 野本秀一(のもとしゅういち)
1968年大分県出身、北九州を拠点にジャズピアニストとして活躍。オーソドックスなビ・バップに根差したプレイスタイル、言葉を喋るようにスウィングする独特のリズムに聴衆は心を掴まれる。また繊細で叙情味あふれる音楽性はボーカリストからも信頼があつく、歌伴の名手でもある。
2002年に発表したデビュー作「At the Bar」は異例の大ヒットとなり、セカンドアルバ「Snapshot」は、ジミー・コブ(dr)、ピーター・ワシントン(b)と共にNYルディー・ヴァンゲルダー・スタジオで録音。その後も、秀逸なオリジナル曲を含む「Now We’re Funkin’」ボーカル三槻直子とのコラボ「Sweet Standards」岡安芳明とのDuoアルバム「The Feeling of Jazz」など次々と意欲作を発表。2018年には、舌癌ステージ4の診断を受けるも過酷な治療を乗り越え、翌年「Blues on the Hill」をリリース。2023年3月にリリースした9枚目のリーダー作「On Green Dolphin Street」はNeil SwainsonとのDuoで、これが最後の作品となった。
後進の指導にも熱心で、自ら経営する2店のJazz Club、カサブランカ(小倉)と酔ing(熊本)からは、たくさんの才能あるミュージシャンが育っている。九州のジャズシーンに欠かせない存在であったが、多くの人に惜しまれる中、2023年7月16日に54年の生涯を閉じる。

■ 岡安芳明(おかやすよしあき)
1962年7月12日生まれ東京都出身。宮之上貴昭氏にジャズギターを師事し、23歳でプロ入りする。1993年Paddle Wheel Labelより初リーダーアルバム『Midnight groove』を発表する。その後、同レーベルより数々のリーダーアルバムを発表し不動の人気を得る。現在は自己のレギュラートリオの他、「東京名曲堂」等で都内をはじめ全国のライブスポットで活躍中。
岡安芳明は日本を代表する正統派ジャズギタリストの一人である。 そのプレイは60年代のケニーバレルを彷彿とさせる。岡安芳明の印象は一見もの静かで派手さは無い。しかしその落ち着いた風貌からは考えもつかない熱っぽい演奏で観客を魅了する。ジャズギターを愛してやまない彼独自の深みのある澄んだ音色と、よく歌うフレーズが聴く者の感性を揺さぶり捉える。

■ Neil Swainson(ニール ・スウェインソン)
1955年カナダ・ビクトリア出身のニール・スウェインソンは、今日のジャズ・シーンで最も尊敬され、熟練したベーシストの一人である。 地元ヴィクトリアでハーブ・エリス(Gt)、ソニー・スティット(As)、バーニー・ケッセル(Gt)などと共演したのち、1977年トロントに拠点を移す。1980年代よりウディ・ショウ(Tp)と共演し2枚のアルバムを制作。1989年に発表したデビューアルバム『49th Parallel』には、ショウに加え、ジョー・ヘンダーソン(Ts)も参加している。1986年よりジョージ・シアリング(P)との共演が始まり、シアリングが亡くなる2011年まで、世界各地のツアーで演奏、数多くのレコーディングに参加した。他にも、トミー・フラナガン(P)、ジェイムス・ムーディ(Ts)、リー・コニッツ(As)などのレジェンドをはじめ、メル・トーメ、ナンシー・ウィルソン、ジョー・ウィリアムス、ダイアナ・クラールなどシンガーとも多数共演し、数々の名盤を残している。
2022年、リーダーアルバム『Fire in the West』(Cellar Music)をリリースし、多くの称賛を受けている。

- STUDIO and ENGINEER - スタジオとエンジニア

Recorded by Akihito Yoshikawa
at Studio Dede in Tokyo
on March 22nd and 23rd, 2023

Mixed and Mastered by Akihito Yoshikawa

ファーストアルバムに引き続き、東京池袋のスタジオDedeさんで、吉川昭仁さんにレコーディング、ミックス、マスタリングと全てお世話になりました。
ここは数々の有名ミュージシャンも録音されている素晴らしいスタジオです。
ファーストアルバムを制作する時に、友達の紹介で教えてもらい、連絡をとってとりあえず見学に行きました。
スタジオに入って数分後には、絶対ここがいいに違いない、と確信していました。
長く使われてきたヴィンテージの機材たちが、楽しそうに輝いていたからです。
すごく愛されて使われてきていることが分かりました。

今回も、迷わずお願いしました。
6年も経つのに、前作のこともよく覚えていてくださって、グレードアップしつつ続編として繋がるようにと準備してくださっていました。
とても手間がかかる上高価な、ヴィンテージテープを回して、アナログで録ってくださいました。
そして、ミックスとマスタリングでも、本当に親身になって心を砕いて良い作品を作ろうと作業してくださいました。

設備や機材もですが、それを使うのは人間。
人間が素晴らしいから、良いものが出来るのだと、納得です。
本当のプロフェッショナルですね。吉川さん、本当にありがとうございました。

- REVIEW - レヴュー

私が大好きで大尊敬しているジャズヴォーカルの先輩で師匠でもあるお二人から、アルバムのレヴューをいただいています!

 ”ジャズが好きな人なら堪らない、ど真ん中直球のジャズアルバム。
 Alyさんの耳に心地よい歌声と野本さん、ニールさん、岡安さんのベテランジャズミュージシャンのインタープレイでずっと聴いていたい、終わるとまた最初から聴いてしまっても悪しからず。ここには古くからずっと聞き続けられているジャズスタンダード曲に、リアルな今なストーリーが生きている、とても価値の高いアルバムだと思います。”

ニューヨーク在住ジャズヴォーカリスト 霧生ナブ子


 ”今や、シンガーとしても指導者としても、活躍著しい、井上有さん。
 今回のアルバムを聴いて、又更なる成長を感じさせて貰いました。
 ご存じの通り、ジャズを歌うという事は、優しい事ではありません。
 歌がうまいだけでなく、ルールを学び、センスを磨き、
 メンバーと音楽作りをしながら、音で会話して、自己表現していくのです。大変ですよね。
 有さんは、メンバーと会話ができている数少ない、素晴らしいシンガーの一人です。
 聴く人を楽しませてくれる、これこそがJazzなのです。
  このアルバムでは、スイング力もあげて、バラードでは、言葉がひとつひとつ心に入ってきます。こういうシンガーは、なかなかいないですよね。
 日本のジャズヴォーカル界を、引きついで、引っ張って行ってくれる方だと。また更に愉しみにしています。
 ラストの一曲For all we knowには、この演奏をしているときには、まさか最後になると思わずにいただろう、野本秀一さんの音楽の愛がいっぱい詰まっていると思います。”

ジャズシンガー 三槻直子


このお二人は、今回のアルバム製作で大きなお力をいただきました。
お二人なくては、出来上がらなかったアルバムです。心から感謝します。
レヴューの文章をいただいた時も、胸がいっぱいになりました。
私もお二人のような、人に力を与えられるようなシンガーになりたいと思います!

- PRICE and ORDER - 価格と販売

価格は、3300円税込みです。

基本的には、ライブ会場などで直接お会いして購入いただきたいと思っています。
アナログ道まっしぐら!(笑)

とは言え、インターネットでも購入できるように準備はしております。
下のリンクから購入ページへどうぞ。
発送に数日お時間いただくかと思いますが、よろしくお願い致します。

データ販売も検討中です。

- STORY - ストーリー

Back Story of the Album
このアルバム制作はもしかしたら、21年前に遡る2002年から始まっていたのかもしれない。2002年2月、私はニューヨークを訪れ、リンカーンセンターででBarry Harrisのジャズワークショップに参加していた。このアルバムのオープニングソングになった”WATCH WHAT HAPPENS”は、この時に覚えた曲だった。
その4年後、本格的にジャズヴォーカルを学びはじめた私は、山口県萩市で再びBarry Harrisのワークショップに参加した。そこで出会ったのが野本秀一さんだった。Barryは彼の実力をすぐに見抜いて、歌の伴奏はほどんど彼に弾かせていた。
その翌年から野本さんの元でジャズを学ぶようになり、2008年からは演奏活動として実践の場で、ジャズのいろはを全て教えてもらった。野本さんのライブを聞きにいって学ぶことはさらに多く、この頃初めて聴いた岡安芳明さんとの演奏に「世の中にこんなにも心地よい愛に満ちた音楽があるのか」と感動し、ジャズを追いかけずにいられなかった。
(続きはライナーノーツへ!)

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